【北京時事】中国に留学する日本人の学生団体が25日、北京の日本大使館で、日中両国の新成人らを対象とした成人式を行った。新型コロナウイルス流行の影響で、対面での開催は3年ぶり。振り袖やチャイナドレスなど伝統衣装に身を包んだ18~22歳の約140人が、鏡開きやくす玉で新たな門出を祝った。
 この団体は2011年から成人式を毎年行ってきたが、感染が拡大した21、22年はオンラインで実施した。団体代表の崎本宗瑞さん(24)は「変わりゆく時代だからこそ、日中交流を促進させることに意義がある」と語った。
 北京外国語大の小嶋瀬凪さん(20)は、日本側の新成人を代表してあいさつ。「日中の懸け橋になる人材を教育したい」として、日本で子ども向けの中国語教室を開く夢を語った。 (C)時事通信社