海外での臓器移植の無許可あっせん事件で、別の患者にも無許可であっせんをしていたとして、警視庁生活環境課は28日、臓器移植法違反容疑で、NPO法人「難病患者支援の会」理事の菊池仁達容疑者(62)を再逮捕した。容疑を否認している。
 再逮捕容疑は2022年7月、ベラルーシに渡航した神奈川県の50代男性患者に対し、厚生労働相の許可を受けずに、死体からの腎臓移植を受けられるようにあっせんした疑い。
 同課によると、渡航や移植の費用などとして1850万円を受け取っていたが、ベラルーシの腎臓移植の相場は約800万円で、同法人は多額の利益を得たとみられる。 (C)時事通信社