【ニューデリー時事】昨年の世界の大気汚染状況をまとめた報告書が14日公表され、汚染度の高い上位100都市の中で首都ニューデリーをはじめインドの65都市が占めた。パキスタン東部ラホールが最も空気の悪い都市と評価されるなど、南アジア地域の汚染の深刻さが改めて浮き彫りになった。
 スイスの大気汚染調査会社IQエアが131カ国・地域、7323カ所を対象に汚染を引き起こす微小粒子状物質(PM2.5)の濃度を調べた。国別のワースト1位はアフリカのチャドで、3位パキスタン、5位バングラデシュ。インドは8位、日本は97位だった。 (C)時事通信社