【ビジネスワイヤ】人工知能（ＡＩ）製薬技術の英エクセンシアは、精密がん治療薬候補パイプラインを拡充したと発表した。リジン脱メチル化酵素１（ＬＳＤ１）阻害剤の「ＥＸＳ７４５３９」と、粘膜関連リンパ組織リンパ腫転座タンパク質１（ＭＡＬＴ１）プロテアーゼ阻害剤の「ＥＸＳ７３５６５」は、これまでの治療薬と差別化できる特性がある。ＥＸＳ７４５３９は良好な脳浸透性を備え、ＥＸＳ７３５６５は高ビリルビン血症につながり得るＵＧＴ１Ａ１阻害を回避でき、いずれも非臨床段階で効力・選択性・投与量・安全性の主要な目標を達成している。同社は、来年までに臨床段階の化合物を四つ持つという目標を掲げており、既に３件の臨床プログラムを進めている。（Ｃ）時事通信社