中国・北京で拘束された日本人男性が、大手製薬会社、アステラス製薬の社員であることが26日、分かった。同社の広報担当者が取材に対し、社員が拘束されたと認めた上、「外務省を通じて情報収集しており、適切に対応する」とコメントした。
関係筋によると、男性は50代で、「中国の国内法に違反した」として今月拘束された。スパイ容疑などの可能性もあるが、詳細は不明で具体的な経緯なども分かっていない。同社は、拘束された社員に関し、氏名や所属などを明らかにしていない。
アステラス製薬は中国で医薬品の生産と販売を行っており、北京と香港に事業所がある。 (C)時事通信社
拘束男性はアステラス製薬社員=中国・北京で、国内法違反か
(2023/03/26 18:07)