天皇、皇后両陛下は5日夕、長女愛子さま(21)を伴い、静養のため栃木県の御料牧場に入られた。ご一家が地方で静養するのは新型コロナウイルス感染拡大後初めてで、2019年8月に同県那須町に滞在して以来、約3年7カ月ぶり。
 今回は、駅に出迎えの人が集まるなど密を避けるため、皇居から車で同牧場を訪れた。数日間滞在する。
 到着後、ご一家は放牧地を散策。天皇陛下は「本当に久しぶりに3人で来ることができ、とてもうれしく思います」と話した。愛子さまも「動物を眺めたり野菜を収穫したり。充実した時間を過ごすことができれば」と笑顔を見せた。 (C)時事通信社