【ワシントン時事】バイデン米大統領は10日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて2020年3月に宣言された「国家非常事態」を終了する野党・共和党主導の決議案に署名した。米政府は既に終了する方針を明らかにしており、決議は象徴的意味合いが強い。
 宣言はトランプ前政権時代に発令され、各州への連邦政府の資金援助を可能にしていた。米国では新型コロナによって約112万7000人が死亡。1週間当たりの新規感染者数は昨年1月に約550万人でピークを迎えた後、今月5日現在で約12万人に減った。 (C)時事通信社