湯の交換を年2回しか行わず、福岡県に虚偽の報告をしていたとして、県警生活経済課は18日、公衆浴場法違反(虚偽報告)容疑で、同県筑紫野市の温泉旅館「二日市温泉・大丸別荘」の運営会社と、前社長の男性=当時(70)=を容疑者死亡のまま書類送検した。
 送検容疑は、昨年8月の県の検査で浴場から基準値の約2倍のレジオネラ属菌が検出された際、週1回以上必要とされる湯の交換や塩素の注入を年2回しか行っていないにもかかわらず、実施したように見せる数値を記入した報告書を同9月8日に提出し、虚偽の報告をした疑い。 (C)時事通信社