2013~15年に生活保護基準額を引き下げた国の判断を合法と認め、原告が敗訴した大阪高裁判決を不服として、大阪府の受給者らは25日、最高裁に上告した。一連の訴訟で上告するのは全国で初めて。
 一審大阪地裁判決は、減額処分は違法と判断し、処分を取り消した。しかし、大阪高裁は14日、「厚生労働相の裁量権の逸脱、乱用は認められない」として、原告側の請求を棄却した。同様の訴訟は全国で提起され、高裁判決が出たのは大阪が初めてだった。地裁段階では判断が分かれている。 (C)時事通信社