新型コロナウイルス対策のマスク着用ルール緩和後も、6割以上の人が外出時に常にマスクを着用していたことが26日までに、民間のアンケート調査で分かった。一日のうち着用している時間の割合が最も高かった都道府県は広島だった。
 調査は製薬会社「第一三共ヘルスケア」(東京)がインターネットで3月17~19日に実施。全国の男女4700人が回答した。
 その結果、3月13日にマスク着用が個人判断となってからも、61.6%が「常に着用」と回答。「完全に外している」は4.3%にとどまった。着用の理由は「新型コロナや風邪の感染が不安」が最多で、「慣れてしまった」「花粉症などの対策」が続いた。女性は4人に1人が「素顔を見られたくない」「メークが面倒」と答えた。
 起きている時間のうち、マスクを着用している割合を尋ねたところ、都道府県別では広島が1位で72.0%。2位が岐阜(70.1%)、3位が愛知(69.9%)だった。低かったのは奈良(56.4%)、福岡(60.1%)、佐賀(60.3)の順だった。
 ルール緩和後に「外すことが増えた」と答えたのは20.8%で、最も高かったのは沖縄(32.0%)、最も低かったのは広島(11.0%)だった。 (C)時事通信社