厚生労働省は28日、1月時点で確認されたホームレスの人数が3065人(前年比11.1%減)だったと発表した。2003年の調査開始以降、最少となった。厚労省は、失業者を対象に家賃を補助する給付金事業などの効果があったためと分析している。
 内訳は、男性2788人、女性167人、性別不明110人。都道府県別では、大阪が888人と最多で、東京が661人、神奈川が454人と続いた。東京23区と政令市で全体の8割弱を占めた。
 調査は、すべての市区町村を対象に実施。自治体職員らが公園や路上などを巡回し目視で確認した。 (C)時事通信社