【ニューヨーク時事】米食品医薬品局(FDA)は3日、RSウイルスを原因とする呼吸器感染症の予防を目的に、英製薬大手グラクソ・スミスクラインが60歳以上の高齢者を対象に開発したRSウイルスワクチンを承認したと発表した。同社によると、RSウイルス感染症対策のワクチンが承認されたのは世界で初めて。
RSウイルス感染症は、特に乳児や高齢者に関しては、肺炎などの重症化が懸念される病気。グラクソは昨年10月、60歳以上対象のRSウイルスワクチンの後期臨床試験(治験)で有効性が82.6%に達したと公表、日本の厚生労働省にも承認を申請した。 (C)時事通信社
米、RSウイルスワクチンを世界初承認=高齢者対象に英グラクソ開発

(2023/05/04 06:35)