【ワシントン時事】バイデン米大統領は5日、ロシェル・ワレンスキー疾病対策センター(CDC)所長が退任すると発表した。新型コロナウイルスの流行収束に伴う措置。退任は6月30日付で、後任は明らかになっていない。
 米国は2020年3月に発令した国家非常事態宣言を先月終了した。ワレンスキー氏はバイデン政権発足当初からCDC所長を務めており、バイデン氏は声明で「優れた科学者と公衆衛生の専門家を結集し、われわれが直面した危機の流れを変えた」と功績をたたえた。
 バイデン氏はまた、内政全般を指揮する国内政策会議(DPC)のスーザン・ライス委員長を交代させ、後任にニーラ・タンデン上級顧問を充てる人事も発表した。タンデン氏は内政担当の大統領顧問を兼ねる。 (C)時事通信社