加藤勝信厚生労働相は7日、フジテレビの討論番組に出演し、少子化対策の財源に関し「年金、医療に使うお金を子どもに持っていく余地はない」と述べ、医療や年金などの社会保険料引き上げによる確保に否定的な見解を示した。
 加藤厚労相は現行の社会保険制度について「医療、年金はそれぞれの目的と負担との関係で(制度を)つくっている。(給付と)均衡する形で(負担を)いただいている」と指摘。高齢化の進展で今後も社会保険料引き上げが見込まれる観点からも、少子化財源への活用は困難だと強調した。 (C)時事通信社