三越伊勢丹ホールディングスが9日発表した2023年3月期連結決算は、純利益が前期比2.6倍の323億円となった。新型コロナ対策の行動制限緩和で客足が回復。高級ブランド品や時計など高額品の販売が好調で、コロナ禍前の19年3月期実績(134億円)を上回った。
 販売管理費を削減する構造改革も奏功し、本業のもうけを示す営業利益は、約5倍の296億円と大幅に伸びた。また、伊勢丹新宿本店の売り上げは過去最高を更新した。 (C)時事通信社