「健康茶」をうたう商品から医薬品成分のステロイドが相次いで確認されたとして、国民生活センターは17日、注意を呼び掛けた。副作用の可能性のほか、飲むのを急にやめると症状が悪化する恐れがあるとして「飲用者は医師に相談してほしい」としている。
 同センターは4月、「花粉症の症状が緩和する」とうたい、香塾(大阪市都島区)が販売するお茶「ジャムー・ティー・ブラック」にステロイド成分「デキサメタゾン」が含まれていたと発表。インターネット通販サイトに類似商品が確認されたため調査したところ、新たに香塾堂(同北区)の「ジャムー・ティー・ブラック」と、澪森(同中央区)の「森澪混合茶(ジャムーティーブレンド ショウガ+)」からも同成分が検出された。
 デキサメタゾンは、アトピー性皮膚炎などに使用される医薬品で、食品には使えない。感染症悪化やけいれんなどを起こす可能性がある。 (C)時事通信社