マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」に別人の情報がひも付けされていた問題で、厚生労働省は23日、全国の健康保険組合などに登録データを点検し、7月末までに結果を報告するよう求める通知を出した。対象は約3400の健保組合などで、厚労省は8月以降に結果を公表する方針だ。
 厚労省によると、誤登録は、健保組合など医療保険の運営者が加入者本人とは異なるデータをシステムに入力したのが原因。加藤勝信厚労相は23日の閣議後記者会見で、「システムへの信頼を損なうことがないよう、正確なデータの登録を求める」と述べた。 (C)時事通信社