厚生労働省は26日、全国約5000の医療機関から15~21日に報告された新型コロナウイルスの定点把握に基づく感染者数を公表した。医療機関1カ所当たりの平均は3.56人で、前週(2.63人)の1.35倍に増えた。同省の担当者は「4月以降、足元では増加傾向が継続している」との見方を示した。
 同省によると、21日までの1週間に、対象の医療機関に報告があった感染者数は1万7489人だった。都道府県別の1医療機関当たりの患者数は、沖縄の10.80人が最も多く、石川(6.38人)と岩手(6.32人)が続いた。最少は島根の1.55人。全国の医療機関に新たに入院した患者数は3215人で、前週から726人増加した。 (C)時事通信社