妊婦が病院にのみ身元を明かして出産する「内密出産」や、乳幼児を匿名で預かる「赤ちゃんポスト」を行っている熊本市の慈恵病院は31日、子どもが自分の出自を知る権利について、市と共同で検討会を設置した。蓮田健院長と大西一史市長が記者会見し明らかにした。
 検討会委員は18人で、座長に文京学院大の森和子元教授が就いた。7月に初会合を開き、出自情報の範囲や開示の方法などを協議し、来年12月をめどに報告書にまとめる。 (C)時事通信社