厚生労働省は2日、5月22~28日に報告された医療機関1カ所当たりの新型コロナウイルスの感染者数は3.63人だったと発表した。前週(3.55人)からわずかに増えた。同省の担当者は「緩やかな増加傾向が継続しており、今後も注視が必要だ」としている。
 同省によると、28日までの1週間に、対象となる全国約5000の定点医療機関に報告があった感染者は1万7864人。都道府県別の1医療機関平均は沖縄の10.35人が最も多く、岩手(5.97人)、山梨(5.78人)が続いた。最少は島根の1.47人。新たに入院した全国の患者数は3235人で、前週から117人減少した。
 厚労省は、5月15~21日分の全国平均について、岩手県で入力ミスがあったことから、3.56人から3.55人に修正した。 (C)時事通信社