「犬の白内障サプリ」との根拠のない表示でペット用サプリメントを販売したなどとして、消費者庁は14日、健康食品製造販売「バウムクーヘン」(福岡市中央区)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。
表示に問題があったのは犬向けのサプリ「アイズワン」。昨年6~8月、自社サイトや広告を載せている外部サイトで「犬の白内障サプリ」「目の濁りが減った」と改善効果をうたっていたほか、外部事業者による品質調査で満足度が1位であるかのような表示をするなどしていた。
消費者庁によると、効果について同社に裏付け資料を求めたところ、合理的な根拠を示せなかったという。外部調査も、回答者に商品の利用の有無を尋ねずにサイトの印象のみを聴いており、「客観的な調査方法ではなかった」と判断した。
バウムクーヘン社の話 深くおわびする。社員のコンプライアンス意識の向上と再発防止に努める。 (C)時事通信社
「犬の白内障サプリ」根拠なし=福岡の販売会社に措置命令―消費者庁

(2023/06/14 16:54)