厚生労働省は30日、全国約5000の定点医療機関から19~25日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者が計3万255人だったと発表した。医療機関1カ所当たりの平均は6.13人で、前週(5.60人)の1.09倍となり、7週連続で増加した。
沖縄県は前週比1.37倍の39.48人。県内の1日当たりの感染者数が2000人を超えた今年初めの第8波のピーク(31.85人)を上回った。
厚労省の担当者は「緩やかな増加傾向が継続している」とした上で、沖縄県以外の地域でも感染拡大の恐れがあるとの懸念を示した。
都道府県別の1医療機関当たりの感染者は、沖縄が最も多く、鹿児島11.71人、熊本8.75人、愛知8.03人などと続いた。最少は秋田3.10人。新たに入院した全国の患者数は4567人で、前週から29人増えた。 (C)時事通信社
コロナ定点、前週比1.09倍=沖縄「第8波」上回る―厚労省
(2023/06/30 18:21)