【北京時事】北京の在中国日本大使館で2日、日本のアウトドア文化を紹介するイベントが開かれ、中国の愛好家ら約120人が参加した。新型コロナウイルス禍で、厳しい行動制限を伴うゼロコロナ政策が取られた中国では、人の密集を避ける趣味としてアウトドアが注目を集めた。日本の関係者は、登山やキャンプを目的とした訪日客の増加に期待している。
 イベントでは、中国のアウトドア専門家が「キャンプ飯」や日本の有名な山について講演。日本のアウトドア大手企業の担当者が、日本の四季それぞれの楽しみ方などを紹介した。
 参加者は、アウトドアに最適な食事として、おにぎり作りを体験。新潟県産の米を使い、さけやおかかの具材をにぎった。参加した20代の男女は、コロナ禍をきっかけにキャンプに興味を持ったといい、「もちろん日本のキャンプも体験してみたい」と語った。 (C)時事通信社