30日の「土用の丑(うし)の日」を前に、東京税関成田税関支署は19日、成田空港の貨物施設で台湾産輸入ウナギの通関作業を公開した。職員は生きたウナギを手に取り、異物が入っていないかなどを確認していた。新型コロナウイルス禍で売り上げが落ちていたウナギの需要は流行前の水準に戻っているという。
専門商社の「丸勝」(千葉県成田市)はこの日、台湾と中国から約2.1トンを輸入した。卸売価格は前年並みの1キロ4000円程度といい、西勝光治社長(74)は「ウナギを食べて元気になって暑い夏を乗り切ってくれれば」と話していた。
東京税関によると、成田空港での生きたウナギの輸入量は全国の9割を占めている。 (C)時事通信社
ウナギ需要、コロナ前並みに=「土用の丑」控え、通関公開―成田空港

(2023/07/19 17:22)