【カイロ時事】イスラエル首相府は23日、ネタニヤフ首相(73)が28日に予定していたトルコ訪問を延期すると明かした。ネタニヤフ氏は23日、心臓ペースメーカーの埋め込み手術を受け、現地メディアによると、首相府は「数週間の経過観察が必要」とみている。ただ、24日に退院し、国会に登院することも検討しているという。
 イスラエル首相としては2008年以来15年ぶりとなるはずだったトルコ訪問では、エルドアン大統領との会談が予定されていた。エルドアン氏には、パレスチナの和平仲介に当たる思惑があったとみられている。
 首相府の声明によれば、ネタニヤフ氏の手術はテルアビブ近郊の病院で行われ、成功した。体調は良好という。ネタニヤフ氏は1週間前にもめまいの症状を訴え、同じ病院に一晩入院。その際、心臓の検査装置を装着していた。 (C)時事通信社