【ジュネーブAFP時事】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は6日、オンラインで記者会見し、北半球では冬の到来を前に新型コロナウイルスの「懸念される流行」が確認されているとして警戒を促した。その上で、ワクチン接種の拡大や、ウイルス監視の強化を呼び掛けた。
 既に多くの国々が新型コロナに関する報告を終了しているため、WHOが得られるデータは限られる。しかし、WHOは現在も世界で数十万人が新型コロナに感染して入院中だとみている。
 テドロス氏は「中東とアジアの一部地域では死亡例が増加しているほか、欧州では集中治療室の使用が増えている。入院も幾つかの地域で増えている」と述べた。
 テドロス氏によれば、新型コロナの変異株では、「EG.5」と呼ばれるオミクロン株の派生型が増加中。また、変異の激しい「BA.2.86」が少数ながら11カ国から報告されており、同氏は「(WHOは)その伝染力や潜在的な影響を注視している」と強調した。 (C)時事通信社