新潟県三条市の三条総合病院は2日、入院していた70代の男性患者に対し、薬を間違えて処方したと発表した。男性は薬の投与後に死亡し、病院は外部の専門家を含む調査委員会を設置。投薬ミスの原因や死亡との因果関係を調べている。
 病院によると、男性は4月中旬、肝硬変による肝性脳症で入院。同27日に内服薬を調剤した際、肝性脳症の治療薬「リフキシマ錠」200ミリグラムを処方すべきなのに、誤って血液を固まりにくくする「リクシアナ錠」30ミリグラムが処方された。
 リクシアナ錠は男性の治療とは無関係の薬だったが、翌28日朝から30日昼まで投与された。男性は同日、十二指腸から出血。内視鏡手術を受け小康状態になったが、5月1日に消化管出血で死亡した。
 病院は男性の死後、残っていた薬を確認してミスに気付き、遺族に謝罪したという。調査委は8月上旬をめどに結論を出す見通し。 (C)時事通信社