学校法人「森友学園」(大阪市)が国や大阪府の補助金を不正に受給したとして告発された問題で、大阪地検特捜部は19日、詐欺などの疑いで、学園が運営する塚本幼稚園(同市淀川区)や籠池泰典前理事長(64)の大阪府豊中市の自宅など関係先の家宅捜索を始めた。学園の一連の疑惑で、刑事事件として強制捜査が入るのは初めて。特捜部は籠池氏の立件に向け、詰めの捜査を進めるとみられる。
 籠池氏は教員の人数や障害児ら特別な支援が必要な園児数に応じた府の補助金6186万円を不正受給した詐欺の疑いと、学園が計画した小学校の校舎建設工事をめぐり、国の補助金を過大に受給した補助金適正化法違反の疑いが持たれている。
 府などが告訴告発しており、特捜部が受理。すでに関係者の聴取などを始めており、押収した資料で裏付けを進める。 (C)時事通信社