性同一性障害と診断され女性への適合手術を受けた京都市の企業経営者が、フィットネスクラブから戸籍上の男性として更衣室などを使うよう求められたとして、運営元のコナミスポーツクラブ(東京都品川区)に慰謝料などを求めた訴訟は19日、京都地裁で和解が成立した。
 和解条項は非公表だが、関係者によると、コナミ側が改善と配慮を約束する内容。地裁は5月16日付の和解勧告で「性自認(心の性)に従った取り扱いを求めることは尊重されるべきで、冷遇されたり排除されたりすることがあってはならない」と指摘していた。
 経営者は京都市内で記者会見し、「性別適合手術を受けない人もいるのに、判決になると手術を受けた私が新たな基準になってしまう懸念があった。裁判官が差別に対する怒りを理解してくれたと感じ、和解に応じた」と説明。「コナミは変革を約束した。勝訴の意味合いは強い」と笑顔で話した。 (C)時事通信社