亡くなった小林麻央さん(34)は昨年乳がんを公表し、直前までブログで闘病生活をつづっていた。患者団体からは「啓発につながった」「共感を持てた」などの声が聞かれた。
 乳がん患者の団体「イデアフォー」(東京都江東区)の世話人を務める中沢幾子さん(65)は麻央さんのブログについて、「家族や日常のことが細かく書かれていて、こういうこともできるのかと共感を持って読める」と高く評価。「家族と一緒に過ごすことが重要だというメッセージになったのでは」と話す。
 別の患者団体「あけぼの会」(目黒区)には麻央さんの乳がん公表以降、「自分も病気かどうか心配だ」などという電話やメッセージが多く寄せられた。事務局スタッフの女性(64)は、麻央さんがブログで発信したことで「乳がんに関心を持ってもらえ、啓発活動につながった」と振り返る。
 女性も13年前に乳がんの治療を受けたといい、「麻央さんの死に落ち込んだ患者さんもいると思うが、克服した人もたくさんいると知ってほしい」と強調。「検診はもちろん、若い人も毎月胸にしこりがないか自分で確認してもらえれば」と訴えた。 (C)時事通信社