【ワシントン時事】独立機関の米議会予算局(CBO)は26日、上院共和党執行部がまとめた医療保険制度改革(オバマケア)代替法案が施行された場合、約10年後に無保険者が2200万人増えるとの試算を発表した。先に通過した下院案より100万人少ないものの反発が予想され、執行部が目指す月内の採決はなお流動的だ。
 試算では、2026年の65歳以下の無保険者は、オバマケアが続いた場合より2200万人多い4900万人。一方で、オバマ前政権下で拡充されたメディケイド(低所得者向け公的医療保険)向け支援をなくすことなどで、約10年間の財政赤字の削減幅は3209億ドル(約36兆円)と、下院案の1187億ドルを超えると予想した。
 法案を通すには上院(定数100)で過半数の賛成が必要。野党民主党は全員反対するとみられ、52人の共和党から3人以上の造反者が出れば可決できない。 (C)時事通信社