厚生労働省は28日、国に無届けのまま他人の臍帯(さいたい)血を患者に投与し再生医療を行っていたとして、東京と大阪、福岡の3都府県にある11のクリニックに対し、再生医療安全性確保法に基づき、投与の一時停止を緊急に命じたと発表した。患者は100人に上るとみられ、現時点で健康被害の報告はないという。
 厚労省によると、情報提供を受けて5月と6月にそれぞれ立ち入り検査を実施。科学的に効果が証明されていないのに老化対策やがん治療を目的に投与しており、患者から数百万円を得ていたケースもあった。無届けの理由について「届け出が必要だとは知らなかった」などと釈明する施設が多かったという。
 停止命令を受けたのは、表参道首藤クリニック(東京)▽クリニック真健庵(同)▽アベ・腫瘍内科・クリニック(同)▽赤坂AAクリニック(同)▽花岡由美子女性サンテクリニック(同)▽品川荏原ライフケアクリニック(同)▽六本木ドクターアンディーズクリニック(同)▽東京国際美容クリニック(同)▽大阪タワークリニック(大阪)▽恵聖会クリニック心斎橋院(同)▽天神皮ふ科(福岡)。 (C)時事通信社