聖マリアンナ医科大学病院(川崎市)は25日、10ミリグラム入りの麻酔用筋弛緩(しかん)剤1本を紛失したと発表した。成人約3人分の致死量に相当するという。病院側は盗難の可能性もあるとみて神奈川県警宮前署に届け出た。
 病院によると22日午前5時ごろ、心筋炎を患った30代女性患者の担当看護師が、同日に投与予定の筋弛緩剤「べクロニウム」5本のうち1本がないことに気付いた。看護師らが院内を捜したが見つからず、24日午後0時50分ごろ、紛失と判断して看護部に報告した。
 同病院では通常、施錠した金庫で筋弛緩剤を保管しているが、投与者が決まっているものは患者のベッド横にある無施錠のボックス内に置いているという。 (C)時事通信社