【ワシントン時事】米上院は25日、医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の審議入りに必要な動議を可決した。与党共和党から造反が2人出て賛成50、反対50と可否同数となったため、上院議長を務めるペンス副大統領が賛成票を投じ、可決に持ち込んだ。
 オバマケア撤廃と代替は、トランプ大統領が公約に掲げた看板政策。共和党内の反発で頓挫寸前に追い込まれたが、土壇場で回避した形だ。ただ、法案審議前の手続きで可否同数となったことは、党内調整の難しさを浮き彫りにした。
 今後はオバマケアを撤廃し、代替制度を2年かけて検討するなどとした共和党執行部案や、下院を先に通過した法案を審議する見通し。審議が長期化すれば、10月に始まる来年度予算を執行するための歳出法案審議に影響する恐れがある。 (C)時事通信社