相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から1年となった26日、事件後に地域住民を中心に結成された「共に生きる社会を考える会」が、市内で一周忌の集いを開いた。同園の元職員らが犠牲者の生前のエピソードを「生きた証し」として発表し、人柄をしのんだ。
 「生きた証し」は、元職員で専修大兼任講師の西角純志さん(52)が、当時の職員仲間や家族会のメンバーから聞き取った。この日は、「北島三郎が好きで、コンサートで湯飲みを買った」「兄が面会に来ると喜んだ」など、19人のうち9人のエピソードを披露した。
 集いには約30人が参加。意見交換では、近隣に住むという女性が「入所者と盆踊りや餅つき大会で親しくしていた」と思い出を語り、「触れ合いの機会をより多く持てる地域社会であってほしい」と希望を述べた。 (C)時事通信社