【ロンドン時事】英メディアによると、英国で先天性の難病のため自力で生存できず、尊厳死の是非が世界的な論議を呼んでいたチャーリー・ガードちゃん(生後11カ月)が28日、死去した。
 チャーリーちゃんは、ミトコンドリアDNA枯渇症候群というまれな疾患にかかり、脳の損傷などの回復は不可能としてロンドンの病院の医師団が延命治療の中止を両親に勧めた。
 両親はこれを拒否し、まだ確立されていない実験的治療を米国で受けさせたいと希望したが、この問題を審理した英最高裁や欧州人権裁判所は医師団の判断を支持。米医師の「手遅れ」との診断を受けて両親は24日、これ以上の治療を断念し、尊厳死を受け入れた。
 母親のコニーさんは「私たちのかわいい小さな息子は逝った。チャーリーをとても誇りに思う」との声明を出した。チャーリーちゃんについては、トランプ米大統領が支援を申し出たほか、フランシスコ・ローマ法王が両親への支持を表明するなど海外でも同情が広がっていた。 (C)時事通信社