製薬大手バイエル薬品(大阪市)による医薬品の副作用未報告問題で、同社は31日、血栓症治療の抗凝固薬「イグザレルト」など4剤で未報告の副作用が85例あり、厚生労働省に報告したと公表した。厚労省は「報告書を精査した上で厳正に対処する」としている。
 同社は2012年4月以降、製造販売の承認を得た全医薬品を対象に調査。その結果、未報告副作用がイグザレルトで77例、抗血小板薬「バイアスピリン」で4例(うち2例はイグザレルト併用)、抗がん剤「スチバーガ」で5例、同「ネクサバール」で1例あった。このうち入院につながる恐れのある皮下出血や脳内出血などの重篤症例は、86%の73例に上った。 (C)時事通信社