公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は4日、2017年4~6月期の運用益が5兆1153億円だったと発表した。黒字は4四半期連続。日経平均株価が2万円台を一時回復するなど、国内外の株高が追い風となった。
 14年10月末の資産構成見直し以降の累積収益は17兆1896億円、市場運用を始めた01年度からの累積では58兆4756億円に上った。
 運用実績の内訳は、国内株式が2兆3161億円、外国株式は1兆9124億円のそれぞれ黒字を確保。仏大統領選後の欧州政治情勢の落ち着きなどを背景に、国内外の株式相場が底堅く推移した。一方、外国債券は8809億円の黒字だったものの、国内債券は14億円の赤字で、低金利下での債券運用の厳しさが浮き彫りとなった。
 株式や債券の長期保有に伴う利子・配当収入は9016億円。全体の収益率は3.54%だった。 (C)時事通信社