英製薬大手「アストラゼネカ」の日本法人(大阪市)は8日、遺伝性卵巣がんを治療する薬について、医薬品を審査する医薬品医療機器総合機構(PMDA)に承認申請したことを明らかにした。遺伝性のがんの治療薬としては国内で初めての申請とみられる。早ければ来年前半にも承認される見通しという。
 治療薬は「オラパリブ」(一般名)で、生まれつき「BRCA1」「BRCA2」という遺伝子に変異がある遺伝性卵巣がんの再発患者を対象とする薬。がん細胞だけを標的とする。
 13年から行った国際共同臨床試験(治験)では、がんの進行を遅らせる効果や安全性を確認した。 (C)時事通信社