厚生労働省は、虐待などさまざまな事情で実の親と暮らすのが難しい子どもたちが生活する「ファミリーホーム」での養育責任者を、来年度から里親登録した人に限る方針だ。子どもの成長に関する一定の知識を持つ里親が責任者になることで、子どもに家庭に近い安定した環境下で過ごしてもらいたい考え。今年度中に関係機関に周知する。
 ファミリーホームの養育責任者は現在、児童養護施設などで一定期間働いた経験があれば、里親でなくてもなれる。NPO法人などがホームを設置することも可能で、養育責任者が交代制だったり、人事異動があったりと、大規模施設の集団生活に近いケースもあるとみられる。
 そこで同省は、家庭的な愛情で子どもを育てるというホームの趣旨を深く理解した人に担ってもらおうと、里親登録を求めることにした。 (C)時事通信社