【ニューヨーク時事】米製薬大手メルクは14日、フレージャー最高経営責任者(CEO)が、トランプ大統領が設置した政策助言機関のメンバーを辞任したと発表した。フレージャー氏は黒人で、バージニア州で白人至上主義団体などと反対派が衝突した事件をめぐり、トランプ氏が人種差別主義を明確に批判しなかったことに抗議の意思を示したとみられる。
 フレージャー氏は声明で「米国の指導者たちは、全ての人々が平等だという米国の理想に逆行する憎悪や偏見、優越主義を明確に否定し、われわれの基本的価値を尊重しなければならない」と訴えた。
 一方、トランプ氏はツイッターで「(辞任で)彼はぼったくりの薬価を引き下げるためにもっと時間が使えるだろう」と、自らが批判している薬価の高騰を引き合いに出して皮肉った。 (C)時事通信社