量子科学技術研究開発機構(千葉市)は18日、糖尿病患者が採血しなくても、指先にレーザー光を当てるだけで血糖値を精度高く測定できる小型装置を約5年後に実用化するため、ベンチャー企業を設立したと発表した。
 レーザーの波長は中赤外線で、指先に当てて反射光を分析すると、毛細血管を流れるブドウ糖の濃度を測定できる。しかし、これまでは高精度で測定できるほど明るいレーザーを小型装置で生み出すことができなかった。
 量研機構・関西光科学研究所の山川考一グループリーダーらは、比較的小型で明るい中赤外レーザー装置を開発した。山川氏が社長を務めるベンチャー企業「ライトタッチテクノロジー」でより小さい血糖値測定装置を試作し、医療機器メーカーとの協力や臨床試験を経て厚生労働省の承認を目指すという。 (C)時事通信社