岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」で入所者3人が相次いで死亡した問題で、死亡した3人と負傷した2人の計5人が、いずれも認知症専門病棟のある2階に入所していたことが19日、施設への取材で分かった。県警は2階で勤務していた職員を中心に任意で事情を聴き、当時の状況を慎重に調べている。
 施設では今月7日に入所者の女性(93)が脳挫傷で、13日には別の女性(87)が外傷性血気胸で死亡。7月31日には男性(80)が食べ物を喉に詰まらせ死亡していた。
 さらに今月15、16日には、90代の女性2人が肋骨(ろっこつ)骨折や胸にあざが見つかるなどして入院した。
 施設は4階建てで、5人がいた2階で勤務していた職員は男女18人。うち死傷した5人全員の介護に関わっていたのは30代の男性職員1人で、この職員は17日に退職した。県警は18人全員から任意で事情を聴いているという。 (C)時事通信社