神奈川県は25日、入所者19人が殺害されるなどした障害者施設「津久井やまゆり園」再建の基本構想案を、利用者の家族に説明した。家族らからは「健康的に暮らせるよう施設を充実させてほしい」などの要望が出された。
 説明会は横浜市の同園芹が谷園舎で行い、約50人が参加。県は、相模原市の現場施設の跡地と横浜市に小規模な居住施設を12棟建設し、全入所者130人分の居室を確保するなどと伝えた。
 次男(27)が芹が谷園舎に暮らす男性(66)は「地域での暮らしを実現する第一歩になる」と評価。一方、事件後に息子(45)が厚木市内の施設に転園した女性(74)は「津久井に戻りたいが、本当に希望通りになるのか」と不安が拭いきれない様子だった。
 家族会の大月和真会長(68)は「家族の理解はまだ不十分。県の協力を得て、理解を促していきたい」と話した。 (C)時事通信社