2016年に結核感染が判明した患者は前年比655人減の1万7625人で、死者は67人減の1889人だったことが30日、厚生労働省の集計で分かった。いずれも過去最少だが、結核の「高まん延国」からの患者が増加傾向にあり、厚労省はビザの発給要件に結核の検査を課すなどの対策を検討しており、関係省庁と協議を始めた。
 新たな結核患者は80代が最多の3割で、全体の3分の2を65歳以上が占めた。発病から診断まで3カ月以上かかった人は2割に上った。
 外国生まれの患者は3年連続増の1338人で、40カ国以上に及ぶ。特に高まん延国のフィリピンが最も多く、日本語学校や技能実習先での集団感染が相次いでいる。 (C)時事通信社