地震や豪雨などの大規模災害が発生したと想定し、避難所の運営をシミュレーションするカードゲーム「HUG(ハグ)」が広がりを見せている。東日本大震災や熊本地震でも役立ったといい、考案者は「できるだけ多くの人にゲームを体験してもらいたい」と期待する。
 HUGは「避難所(H)運営(U)ゲーム(G)」の略。避難者の属性やそれぞれが抱える事情が書かれた「避難者カード」と、援助物資の到着などさまざまな出来事を記した「イベントカード」を図面上に適切に配置していくことで、避難所運営を模擬体験する。
 元静岡県職員で危機管理を担当していた倉野康彦さん(61)が2009年に考案した。各地の自治体が希望者に貸し出すなどして少しずつ広まっており、東日本大震災や熊本地震の前にHUGを体験した人たちからは「落ち着いて避難者の受け入れができた」などの声が出ているという。 (C)時事通信社