アイルランドのフィッツジェラルド副首相は29日、東京都内で時事通信のインタビューに応じた。日本と欧州連合(EU)が7月に大枠合意した経済連携協定(EPA)について、「農業や金融、医療分野などでの輸出拡大を期待している」と述べ、主要貿易相手国の英国のEU離脱による影響を緩和するためにも、日本との関係強化が極めて重要だとの考えを示した。
 副首相は、EPAが将来発効したら、EU産牛肉に日本が課す関税は現行の38.5%から16年目に9%まで削減されるとした上で、「アイルランド産の魅力が高まる」と指摘。対日輸出の主力である医薬品・医療機器の関税撤廃も朗報で、「商品の多様化と価格低下により、日本の消費者の利益になる」と強調した。 (C)時事通信社