スウェーデンのカロリンスカ研究所は2日、2017年のノーベル医学生理学賞を、体内時計をコントロールする「時計遺伝子」を発見した米国の3氏に贈ると発表した。
 受賞が決まったのは、ジェフリー・ホール米ブランダイス大名誉教授(72)、マイケル・ロスバッシュ同大教授(72)、マイケル・ヤング米ロックフェラー大教授(68)。
 体内時計は植物や動物、人間が体内に持っている時計機能。地球の自転に対応し、ほぼ24時間周期で睡眠や体温調節、ホルモン分泌など、さまざまな生体リズムをつかさどっている。
 1970年代に体内時計が遺伝子によってコントロールされていることが分かり、時計遺伝子の探索競争が開始。84年にホール、ロスバッシュ両氏と、ヤング氏の研究チームがそれぞれ、ショウジョウバエの時計遺伝子の発見を報告した。
 授賞理由で同研究所は、「3人の画期的な発見により、体内時計は私たちの健康と福祉に影響を及ぼす重要な研究分野に発展した」と功績を説明した。
 医学生理学賞は15年に大村智・北里大特別栄誉教授、16年に大隅良典・東京工業大栄誉教授が受賞したが、日本の3年連続受賞はならなかった。物理学賞は3日、化学賞は4日に発表される。 (C)時事通信社