来日中の国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)のシィ事務総長は3日、ミャンマー西部ラカイン州から迫害を逃れバングラデシュへ避難したイスラム系少数民族ロヒンギャ難民が50万人を突破した問題について「規模が大き過ぎて、現地の赤新月の能力の限界を超えている」と未曽有の危機を訴えた。東京都内の日本記者クラブで会見して現地の状況を説明した。
 南アジアは8月、雨期の豪雨で洪水や地滑りが各地で発生。バングラデシュも死者が100人を超え「感染症が心配される状況」が続く。既に支援が必要な国に「弱り果て、絶望した人々が次々到着している」のがロヒンギャ問題だ。
 現地の赤新月を支えるため、各国赤十字が緊急支援を行っており「日本からも来ている」と謝意を表明した。国連やNGOとも連携しているほか「50万人も黙って座って助けを待っているわけではなく、自らトイレを整備し、支援の食料を配っている」と総動員体制になっているという。 (C)時事通信社