麻酔を使って出産の痛みを和らげる無痛分娩(ぶんべん)の際、母子が重度の障害を負った事故で、京都府警は13日、業務上過失致傷の疑いで、京都府京田辺市の「ふるき産婦人科」の男性院長を書類送検した。
 捜査関係者によると、院長は2012年11月、ロシア国籍の元大学准教授、エブセエバ・エレナさん(40)が無痛分娩で出産しようとした際、高濃度の麻酔薬を短時間に大量投与するなど、注意義務を怠った疑いが持たれている。
 エレナさんは意識不明となり、生まれた長女(4)とともに寝たきりとなる重い障害が残った。
 エレナさんの夫らは8月、院長を業務上過失致傷の疑いで告訴。昨年12月には、約9億4000万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こしている。 (C)時事通信社